ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT&クリエイター系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
こちらの本のご紹介です。
『物語思考』けんすう(幻冬舎)
X(旧Twitter)にて、いつもクリアな思考に感銘を受けているけんすう氏の著書。
おそらく20代の若い世代に向けて書かれた本。
40代中盤に差し掛かった今読むと「まだまだ頑張れる」「まだまだ頑張らなくては」と勇気づけられます。
大きな夢を追う人は、夢がフィットした人
p.80
「自分はこれをやりたい!」という大きな夢や目標を持つには、どうしたらいいのか」という質問をされることがあります。
ぼくの周りには、大きな夢や目標を持っている起業家の人などが多いです。そういった人たちの共通点をあげるとしたら、意外かもしれませんが、「自分の設定した夢や目標を変えるのに躊躇がない人」だったりします。
契約書の専門家として、起業家や経営者の方に接する機会が多いのですが、これは本当にそう思います。
コロコロ変えているように見えて、実は一本線が通っていて、その「一本線」を見つけ出しお伝えするのも仕事だと思っています。
個人的に本書で一番刺さった部分がコチラ。
年齢によってやり方を変える
p.83
「キャリアのVSOP」というものがあります。1978年に出版された脇田保さんの『自律人間のすすめ』という本に載っているものですが、簡単に言うと、
20代:(V)バラエティ。いろいろやってみるのがいい
30代:(S)スペシャリティ。専門性で戦う
40代:(O)オリジナリティ。あの人っぽいよね、と言われるようにする
50代:(P)パーソナリティ。あの人と仕事したい!と思われるようにする
この「キャリアのVSOP」。表現は違えどこれまでに読んできた様々な本で、出会ってきた概念なので、本質を突いているような気がします。
なんとなーく、この「キャリアのVSOP」を意識してこれまでキャリアを重ねてきました。
昔から数え40歳は「不惑」と呼ばれますが、実際に40代になってみて「あの人っぽいよねと『周囲から』言われるようになる」ことがまさにそれなんじゃないかなと思います。
今は「あの人と仕事したい!」の仕込み期間。
まだまだやらなきゃいけないことはたくさんありますよねー。
その他、若い世代に限らず、我々ロスジェネ世代にとっても、人生100年時代を元気に生き抜くためのヒントが満載。
一読をお勧めします。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
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