ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
日頃は、ビジネス契約書専門(特にIT系に強い)の行政書士として、中小・ベンチャー企業様の成長発展のお手伝いをさせていただく傍ら、埼玉県川口市にあるコミュニティFM局、FM Kawaguchiにて『ちょいワルMonday』という番組(毎月第2、第4月曜日19:00~生放送)の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
改正個人情報保護法が2022年4月1日に施行されたこともあり、関連情報をまとめてインプットしました。
改正情報はこちら(個人情報保護委員会HP)
https://www.ppc.go.jp/news/kaiseihou_feature/
しかし、年々難しく、複雑になってますね。。。追いつくのが大変です。
そこで、まずこちらの本で全体像を把握。
「60分でわかる!」まではいかなかったのですが…
図解が非常に分かりやすく、これまでの改正経緯を含めた全体像の把握にはもってこいの本でした。
法律系のインプットをする際には「木を見て森を見ず」だと効率悪いので、まずはこういった本で全体像、骨格を把握するのが先決!ですね。
法律って、「原則」はいたってシンプルなことが多いのですが、そこに例外、例外の例外、例外の例外の例外…と「屋上屋を架す構造」なのが、なかなか理解が進まないところ。
個人情報保護法はその傾向が強いなと改めて感じました。
全体像を把握した後には、こちら。
「プライバシーポリシーは企業として当然に整備すべきもの」
こういう風潮になってきていますので、プライバシーポリシーの策定・改訂のことについて、しばしばご相談いただきます。
この際、徹底的に学んでみよう!と紐解いてみました。
2022年4月25日初版発行のできたてホヤホヤの本。
これまで、プライバシーポリシーに関するいろんな本を読んできましたが、この本が一番丁寧で、分かりやすいといった印象です。
通常のプライバシーポリシーであれば、この一冊あれば根拠をもって仕事ができます。
しかも、非常に参考になる雛形もついています(データの提供はなし)。
この本の優れているところは「海外事情」について、かなり詳しく書かれているところ。
特にEUの事情は業務に直接的に関係なくとも、「あらすじ」だけでも押さえておきたいと感じました(個人情報保護法制はEUの事情に影響を受けるところもあるようですし)。
その他、プライバシーポリシーについては、いろいろと漁るよりも、この一冊を読めばたいていは解決します。自分の知る限りでは、プライバシーポリシーに特化してここまで体系的に書かれている本は他にないような…オススメです。
ということで、こちらのブログでははじめて!専門書の書評っぽいことをしてみました。
実は、個人情報法護法関連の書籍は他にもいろいろと購入したのですが、選りすぐりの2冊!でございました。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
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