徒然なるままに

契約書との出会いは野球~日本シリーズ2022観戦記その1

ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。

1.はじめに

SMBC日本シリーズ2022東京ヤクルトスワローズ✕オリックスバファローズの第2戦、第6戦、第7戦を現地で観戦してきました!
昨シーズンに引き続きの同一カードによる「これぞザ・日本のプロ野球」といえる大熱戦。
かれこれ30年来のプロ野球ファンとしては、各試合ともとても見応えがありました。
結果についてはご存知のことと思います(推しのスワローズが負けてしまったのは残念…)。
それぞれの試合の解説をできるほどの野球知識を持ち合わせておりませんので、私なりの観戦記をまとめておきたいと思います。よろしければお付き合いください。
ちなみに、前回日本シリーズを観戦したのは、ヤクルトスワローズが大阪近鉄バファローズと対戦した2001年。21年ぶりになります(当時大学4年生)。親会社は異なれど「バファローズ」とは浅からぬ縁を感じざるを得ません(この時はスワローズが日本一)。

2.第2戦(2022年10月23日)

△東京ヤクルト3-3オリックス△(延長12回規定により引き分け)

3塁側のS指定席をお譲りいただき観戦(有難い)。
「(ヤクルト目線で)こりゃダメだなー」という試合展開からの、9回裏のヤクルト・内山選手(20歳の若者!)の起死回生同点3ランホームラン!
ヤクルトが8回裏のビックチャンスを潰したところで帰らず良かったw
その後、両軍譲らず引き分け。試合時間5時間3分は日本シリーズ史上2番目の長さとか。
5回以降、両軍ともに、回が変わる毎にリリーフピッチャーを投入するので、間合いが長い長い。
熱戦ではありましたが、20時以降は寒さの中での観戦。この時期の神宮球場は「冬仕様」が必須です(21年前の観戦で寒さに耐え切れなかった記憶がうっすら残っていたので、上下ヒートテックの完全防寒で観戦していたので、凍えることなく、23時過ぎまで観戦できました。終電ギリギリ帰宅。

3.契約書との出会いきっかけは野球、そして野村監督

今回の日本シリーズでは「ルールの適用」を巡り、両軍の監督と審判団とのやりとりが結構ありました。野球そのもののルールと球場のルールがあって、色々と複雑。

「契約書(というルール)の専門家」の私としては、野球のこういうところが本当にたまらない!!

延長12回表にこんな「出来事」がありました。

延長12回、捕手の後逸で二塁走者のオリックス佐野皓が一気生還もグラウンドルールで三塁に戻される

暴投の瞬間は「これで万事休す…」と思いきや、ヤクルトの中村捕手は落ち着いていて、追わずに平然とボールがベンチに入ることを「見送り」。その後の得点取消し。

故・野村克也氏がヤクルトの監督だった頃、レギュラーシーズンで同じようなプレイがあり、その時は審判がこの「神宮球場独自ルール」を知らず、得点が認められそうになったところで、野村監督が傍らのコーチが開いているファイルの当該ページを指さしながらクールに抗議(判定が覆ったかどうかは記憶になく…)。

審判に暴言を吐くような抗議が多い中、この野村監督の理知的な姿を「カッコいい!」と感じたのと、試合後の以下の監督談話(いわゆるボヤき)が、当時中学生だった私に強烈な印象を残しました。

「ルールを知らん奴にオレらの給料が決められているんだからたまらない!」
「ウチ(ヤクルト)のような弱いチームはまずはルールを熟知した上で、頭を使っていかないと勝てない!」

特に後者の言葉が、当時の私にはとても刺さりました。

当時ソフトテニス部に所属したのですが、改めてルールブックを読んでみると、これが実に面白い!
指導者もプレイヤーも「結構みんな適当にやってるんだな」というのが、新鮮な驚きで、中にはルールが勝手に上書きされた「慣例」が定着してしまっているシーンも(特に団体戦)。
こういうところを、要所要所で突いて上手に抗議していくと、「ルールで勝てる」こともあったり(でも、まあ、ルールで勝つだけじゃ「上」には行けないんですが…笑)。

思春期にこんな経験をしたので、法律に興味を持ち、そして「当事者同士のビジネスのルールである契約書」の奥深さにハマり続けているのも必然なのかもしれません。
本当に天職だと思っています。

ビジネスにおいては、上記ソフトテニス以上に「結構みんな適当にやっている」という実情もあります。
・契約書を読んでいさえすれば、払わなくて済んだ「はずの」お金
・契約書を読んでいさえすれば、請求できた「はずの」お金
・契約書を読んでいさえすれば、やらなくてもよかった「はずの」仕事・業務
…etc
日頃の諸活動を通して、特に中小ベンチャー企業のみなさんの、この「はずの」を無くしていくのが私の役割なのでは?と勝手に思ってます。
契約書をよく読んで、まずは、この「はずの」を無くしていく活動が、強い会社を作っていくためには必要不可欠です。そのためには、最低限の「契約知識」が必要です。この「契約知識」を日頃の諸活動や、このブログ、そして後述の音声配信(契約書に強くなる!ラジオ)でどこよりもやさしく、わかりやすくお伝えしていきます。

それはともかく、私の職業選択のきっかけは、実は「野球」であり「野村監督」であったことをここに告白しておきますw
私にとって「野村監督」は恩師以上の存在です。

4.この日の神宮球場の光景

今回、良い席を譲っていただいたので、開門時間と同時に入場し、大好きな神宮球場内をブラブラと。

正面玄関を入ると、こんなレリーフが。

神宮球場は大正15年(1926年)竣功の歴史ある建造物でもあります。
ここから2030年代にかけて、神宮外苑の再開発が行われるようで、この神宮球場の建て替えられるよう。本当に雰囲気が良い球場なので、この「テイスト」はぜひ残していただきたいものです。

こちら、今回の日本シリーズで何かと話題になった「神宮のマウンド」がそのヴェールを脱ぐところ。
整備されている皆さん、いつもありがとうございます。

あいみょん「愛を知るまでは」に乗せて登場する村神様。

私も凄く好きな曲。
三冠王と趣味が合うなんて!?

5.音声配信

そんなこんなの日本シリーズ第2戦観戦記。
stand.fm「契約書に強くなる!ラジオ」では上記についての音声配信をしております。
文字だけでは表現できない微妙なニュアンスを気取らずにお伝えできるのが音声配信の魅力かと思っております。「ながら視聴」でも知識を得ていただけるようにお話ししておりますので、一度お聴きいただければ幸いです。

第6戦、第7戦の観戦記につきましては、また機会を改めて。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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