ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT&クリエイター系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
待ち合わせの時間よりちょっと早めに東京駅に着いてしまったので、暇つぶしに八重洲ブックセンターに立ち寄ろうとしたところ…

煌々と灯りが点っているはずのお馴染みのこの建物が真っ暗。
このあたりの再開発に伴って営業終了することは知っていたものの、2023年3月31日付だったとは…
過去にこの辺りで働いていたことがあり(詳しくはコチラ)、
丸ノ内オアゾに丸善ができる前は、八重洲ブックセンターがこの地区唯一の大型書店だったので、よく通っていました。
八重洲ブックセンターでの一番の思い出は、故・野村克也元ヤクルトスワローズ監督と、サッチーこと沙知代夫人に、こちらの本のサイン会でお目にかかれたこと!(現在は絶版)

野村監督は、私に「ルール」の大切さ、奥深さを私に教えていただき、「契約書の専門家」への道に導いてくださった恩人(勝手ながらそう思って思っています)。
詳しくは、コチラにまとめてあります。
この本の奥付から察するに、2004年の今頃の時期。
ちょっと早めに仕事が終わり、真っ直ぐ家に帰るのもなんなので、ちょっと本屋にでも寄ってみようかなーみたいな感じで、八重洲ブックセンターに立ち寄ったのだと思います。
店に入るやいなや「残り1名です~」という店員さんの声が耳に入って、「何だろう」と思ったら、どうやら、この本を買えば、野村監督にサインしてもらえるらしい!ということで、早速購入。
列に並んでしばらくすると、目の前に生の野村監督が!横にはサッチーも!!
いただいたサインがこちら。

達筆なサインは野村監督の自筆(筆ペンではなく、筆に墨を付けて書いてくださる)、ハンコはサッチーが押してくれました。
「最後の一人」だったので、
野村監督「(いつものダミ声で)これからは若い人ががんばらないとダメだ!」
サッチー「(服装がきらびやか)そりゃそうよ」
みたいな感じでちょっとだけ会話もさせていただき、当時、24歳の私としては恐縮しきり。
野村監督は眼光鋭くテレビのままの感じでしたが(これはこれで感動)、サッチーは笑顔も声もとても優しく画面上から伝わってくるものとだいぶ違った印象でした(テレビの印象操作ってアテにならないことを学ぶ)。
今となってはサインもこの時の思い出も家宝。八重洲ブックセンターのこの地でとても貴重な経験をさせていただき、感謝です。
「幸運の女神には前髪しかない」という格言がありますが、まさにその通りかと。
球場で観客席からの野村監督は何度も拝見してますが、数秒であれ、直接お話できる機会など、この時限りだったかと思われますので。
八重洲ブックセンターでは、定期的に著者のサイン会が開催されていました。
再開発後のビル(2028年竣功予定)には、八重洲ブックセンターが戻ってくるようで、またサイン会も引き続き開催して欲しいなーと思います。超一流の方と直接触れあう貴重な機会でもありますし。
昨年2022年5月の三省堂書店・神保町本店の建て替えに伴う閉店に引き続き、八重洲ブックセンターまでも、、、通い慣れたいつもの本屋さんが無くなってしまうのは本好きとしてはとても寂しいなあ~
八重洲ブックセンターに最後に訪れたのは少なくともコロナ前。最後にお別れができなかったのが悔やまれます。。。
三省堂書店も八重洲ブックセンターも当地には「新しい書店」が誕生するようななので、どのようなカタチで書店文化をアップデートしてくれるのか、今からとても楽しみです!
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
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