ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT&クリエイター系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
アーカイブ
月2回(毎月第2、第4月曜日)のラジオ番組制作の舞台裏を、構成作家の立場としてぼちぼちと投稿していきます。
生放送の放送音源を聴きながら、このブログを書いております。
「独り反省会」にお付き合いいただければ幸いです。
当番組では「YouTube」(映像)と「stand.fm」(音声)にて、アーカイブを残しております。
生放送をお聴きになれなかった方、こちらをお試しください。
放送開始前に「ぶっつけ本番」で撮影している告知動画です。
「ちょいワルオーディオブック」
今、流行っている本の中から「10分間で読んだつもりになりたい一冊」を、リスナーの皆さんにX(旧Twitter)経由で投票していただき、1位となった本を紹介するコーナー。
今回の投票結果はこちら。
ということで、
『熟達論』人はいつまでも学び、成長できる
為末大(新潮社)
を取り上げました。
本番で使った台本はこちら。
2023/10/23放送 ちょいワルオーディオブック
『熟達論』為末大(新潮社)▼著者:1978年5月3日広島県生まれ
-400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中
-世界陸上2001年エドモントン大会・2005年ヘルシンキ大会の男子400mハードルで銅メダルを獲得
-オリンピックには、2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京と、3大会連続で出場▼為末さん=基本的にコーチなし
-「自分の頭で考えることが大事」「考えるな。言われた通りにやってみろ」の葛藤▼引退後、オリンピアンとして色んな分野の第一人者にインタビューする機会。
-将棋:羽生さん、iPS細胞:山中教授、車椅子テニス:国枝選手、岡田元代表監督、
ハンマー投げ:室伏さん、マラソン:高橋尚子さん、小出監督…
-そこには共通点が
・基本となるものをもっている/迷うと基本に返っている/人生で何かに深く没頭した時期がある
・感覚を大事にしている/おかしいと気づくのが早い/自然であろうとしている
・自分のやっていることと距離を取る態度を身につけている/専門外の分野から学んだ経験がある…▼熟達の定義
-人間をそもままの存在として捉えて学習していくこと
-そして、技能を通じて「私」の扱い方を学び、私を通じて「技能」が探求されること▼熟達の最大の喜びは心と身体を通して「分かっていく」ことにある
-「ああそうだったんだ」という深い腹落ち感を伴った理解▼熟達の5段階
-「遊」→「型」→「観(観察)」→「心(中心)」→「空(我を忘れる)」▼今回は第一段階「遊」を考えてみる
-熟達の第一歩は「遊び」
-「遊び」の定義:主体的であり、面白さを伴い、不規則なものである▼主体性の本質とは?
-主体的:自分で考え変化を起こそうとすること
-ただ「主体性」はぼんやりしたもの
-外部環境に影響を受けにくく継続的に主体性を生み出し続けるもの:好奇心
-誰に頼まれたわけでもなく興味に突き動かされる
-興味が行動を引き起こし、行動が変化を引き起こすもの
-主体性を保つ:心の中の子供を守り切る→心を大事に扱い、生き生きとさせていくことが主体性を活性化させ、やってみようという挑戦心を引き起こし、変化を起こし、学びを生む。
-主体性:(言い方変えれば)自分で自分を面白がらせること▼熟達=高みを目指す
-ストイックに取り組むこと→重圧自体は悪くは無いが心身を蝕むことも
-ある音楽家の実話。長いスランプ。カウンセラー「今から何でもいいから音楽家になること以外のもう一つの目標を見つけなさい!」
-「これがすべてではない」「音楽の試験がダメでも他で喰っていける」と思うとフッと力が抜け、上手くいくように
-それしか見えなくなっている時に、ふとこれがダメでもいいじゃないかと冷静になれるもう一つの見方を
持つ。「これがすべてではない」がクッションになる
この本で言われるところの「熟達」の域まで達すれば、ポータブルスキル(職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル)といえるので、「リスキリング」など必要ないのかなーとちょっと思ったり。
実際、為末さんは分野の違う様々な仕事をそつなくこなされている印象。
紹介する本をリスナーの皆さんからの「投票」で決めているので、ある意味での「付託」を受けていることから、いつも以上に真剣に熟読しています。
しかも、いつもなら手にしないような本を読む機会をいただいているので、刺激をいただいています。今後とも、投票よろしくお願いいたします。
【後日談】
YouTubeで動画公開したことを番組公式X(旧Twitter)でお知らせしたところ…
なんとなんと!為末大さんご本人がリポスト!!
ずっと前からリスペクトしている方なので、めっちゃ嬉しい!!
為末さん、ありがとうございます!
次回は2023年11月13日(月)19:00~生放送
メッセージの宛先
メール:pg@fm856.co.jp
X(旧Twitter):#ハピネス856
【ちょいワルMonday】の聴き方
ちょいワルMondayは「放送と通信の融合」で次の3つのチャネルでお届けしております。
FM電波:85.6MHz(埼玉県川口市)
インターネット放送:FM川口ホームページより(世界中どこからでも)
stand.fm(音声配信アプリ):ちょいワルMonday(世界中どこからでも)
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
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