ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT&クリエイター系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
様々なご縁とひょんなきっかけから、2023年2月より、公共交通機関を使ってのお遍路にチャレンジしています。
前回まで
下山の道のり
登ったからには降りなければならぬ。
5時間弱のアップダウンで体力が相当消耗していたので、帰りは車道をちんたらと降ろうかと(この時は思っていたのだが)。
車道から遍路道に入る。
いい感じの山道が続きます。
鳥のさえずりが心地よし。
だが、急な下り坂だと膝がカクカク。転倒しないように注意しながら降る。
杖杉庵(じょうしんあん)
しばし歩くと、銀杏の大木と銅像とお堂が。
ざっくりとまとめると…
・衛門三郎さん:伊予(愛媛県)の大金持ち。強欲で人望なし
・ある日、みすぼらしいお坊さんが衛門三郎さんのところをたずねてきたが何度も追い払う
・その後、衛門三郎さんの子供たち8人が次々亡くなる
・みすぼらしいお坊さんはなんと!弘法大師だった
・衛門三郎さんは、過去の振る舞いを悔い改め、財産を別の人に譲り、四国の地で「時計回り」で修業している弘法大師にお詫びをするために、「反時計回り」でお遍路をはじめた
・衛門三郎さんはようやく21回目の「反時計回り」でのお遍路で、ようやくこの地で弘法大師と巡り会い、そして亡くなる
衛門三郎さんのお墓(おそらく)
伝説のお遍路さん、衛門三郎さんを偲びつつ、ちょっと休憩。
玉ヶ峠~天空の遍路道
さらに下山。
徳島は田植えの時期。
ここら辺までは順調。
ここからが大問題!!
車道をひたすら道なりに進んでいけばいいものを「ここから遍路道」という立て看板が目に入ってしまい…
「陽が落ちるまでまだまだ時間があるしちょっと遠回り行ってみるか」との好奇心を優先した結果、とてつもない遠回りとなる。
道のりはこちらに変更。
「焼山寺みち」よりもアップダウンが想像以上にキツい。
写真はこの2枚のみ。
こちらのブログ記事もご参照いただければ。
https://ameblo.jp/osamushi8888/entry-12434065970.html
こにルート「天空の遍路道」とも呼ばれているようで、峠を登り切ると、そこには絶景が!!
地方創生の旗手として名高い徳島県神山町を一望!
さらに下山。
あまりにも疲れ果てていて、それほど写真撮影ができなかったことが悔やまれる。
数少ない一枚の中から。
玉ヶ峠での果てしない登り坂が続いたときは、ノリで決めてしまった選択をとても後悔したけれど、振り返るとこの絶景を長時間にわたって独り占めできたのは人生の財産!
本当に美しかったです。
宿をとっている徳島駅行きのバス停に、足を引きずりつつどうにかこうにか到着。
走って間に合わせる余裕も無く、タッチの差でバスが行ってしまうという不運、、、
バス停付近に寝そべっていると、散歩をされていた地元の方に心配していただき、事情を話すとわざわざ自宅に戻ってペットボトルのお茶を持ってきてくださる。
「徳島駅まで送っていってあげたいところだけど今日はこの後孫が来るんでごめんなー」と。有難い。
お接待でいただいたお茶を飲みつつ、待つこと1時間半。次のバスが到着し、徳島駅へ。
この日はすさまじく歩いた!!
上った階数「324段」
いつもの居酒屋で一人打ち上げ。
この日は体力の限界。宿に戻るやいなや爆睡w
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
【つづく】
この記事へのコメントはありません。