ビジネス法務コーディネーター®の 大森靖之 です。
ビジネス契約書専門の行政書士として、特に IT企業・クリエイター・フリーランス領域の契約実務 を得意としています。
また、コミュニティFM局では 構成作家兼パーソナリティ として番組制作にも携わっています。
私が担当している番組「ちょいワルMonday200」では、
法律コーナー 『誰かにシェアしたくなる法律』 を毎回お届けしています。
このコーナーは、
日常の「これってどうなってるの?」という素朴な疑問を入口に、
リスナーの皆さんが“思わず誰かに話したくなる”ような法律の面白さ・本質を
ラジオならではの語り口 でお伝えする企画です。
ここでは、放送で実際に使用した台本を、スタジオの空気感そのままにアーカイブとして公開します。
目次
- 1. そのキャッチコピー、法律的に大丈夫?
- 2. 「世界の未来を創る」は原則OK。でも条件つき
- 3. 「No.1」と同じ感覚で考えてしまう
- 4. 景品表示法が見ているポイント
- 5. BtoBとBtoCで変わる評価
- 6. まとめ|迷ったら、この3点で考える
- 7.【オンエア曲】あいみょん「RING DING」
- 8. 番組公式note
- 9. アーカイブ(stand.fm / YouTube)
- 10. 「ちょいワルMonday200」番組紹介
1. そのキャッチコピー、法律的に大丈夫?
企業の広告やWebサイトで、こんな言葉を見かけませんか。
- 「世界の未来をつくる」
- 「No.1」
- 「日本一」
聞こえはいい。
でも、ふと疑問が浮かびます。
これって、法律的にOK?
勢いで使っているけれど、
実はちゃんと 線引き がある――今日は、そんな話です。
2. 「世界の未来を創る」は原則OK。でも条件つき
先に結論から。
「世界の未来をつくる」という表現自体は、
原則として景品表示法の問題になりにくい。
ただし、
- どんな場面で
- 誰に向けて
- どんな文脈で
使うかによって、評価は変わります。
3. 「No.1」と同じ感覚で考えてしまう
実務でよくあるのが、この誤解。
「No.1がダメなら、
『世界の未来を創る』もダメなんじゃない?」
確かに、
どちらも“強い言葉”に見えます。
でも、法律の見方はまったく違います。
4. 景品表示法が見ているポイント
ここで押さえたいのが 景品表示法(景表法) の考え方です。
景表法の目的は、とてもシンプル。
消費者が、正しい情報をもとに選べるようにすること
だから問題になるのは、
- 表現が派手かどうか
ではなく - 消費者が誤解するか
- 選択を誤らせるか
という点です。
「No.1表示」が問題になりやすい理由
「世界一」「日本一」「No.1」
これらはすべて、
「他より優れている」と思わせる表示
です。
そのため、
- どの範囲で
- どんな基準で
- 誰が調べたのか
という 根拠 が求められます。
根拠が示せなければ、
優良誤認表示 として問題になります。
「世界の未来をつくる」はなぜ違う?
一方で、
「世界の未来を創る」は、
- 他と 比較していない
- No.1を名乗っていない
- 評価を 断定していない
つまり、
企業の理念・思いの表明 に近い表現です。
消費者が
「他より良いから選ぼう」
と誤解する構造が、そもそもありません。
5. BtoBとBtoCで変わる評価
ここで重要なのが、
BtoBか、BtoCか という視点です。
BtoB(企業向け取引)の場合
- 相手は企業・自治体
- 契約・仕様・見積で判断
- 「世界の未来を創る」は理念表現
→ 消費者の誤認を生む構造がない
→ 景表法の問題になりにくい
BtoC(一般消費者向け)の場合
- 相手は一般消費者
- 印象や期待で選ばれやすい
- 「No.1」などは判断材料になりやすい
→ 選択行動に直結
→ 慎重な表現が必要
同じ言葉でも、
誰に向けて使うか で評価は変わります。
6. まとめ|迷ったら、この3点で考える
景品表示法の考え方は、実はとてもシンプルです。
昔のJARO(日本広告審査機構)のCM、覚えていますか?
「ウソ、大げさ、まぎらわしい」
この3点でチェックしてみてください。
ウソ
事実と違うことを書いていないか。
大げさ
実際より、良く見せすぎていないか。
まぎらわしい
受け取る人が、勘違いしそうな書き方になっていないか。
広告表現は、
センスだけでなく、ルール理解が武器 になります。
勢いで書く前に、
一度立ち止まって考える。
それが、
信頼を積み重ねる一番の近道 です。
7.【オンエア曲】あいみょん「RING DING」
この曲、Apple Musicの年間まとめを見たら、
2025年に私が一番聴いていた曲 でした。
ライブで、あいみょんが
客席に乱入しながら歌いきる姿は、もはや伝統芸能。
モニターに映し出される客席の映像が、
みんな本当にいい笑顔で、あの光景がたまらなく好きなんですよね。
ぜひ 歌詞にも注目して聴いてみてください。
落ち込んだとき、あのライブの光景を思い出して、
何度も元気をもらいました。
8. 番組公式note
本記事は、
ちょいワルMonday200【2025年12月22日放送】
法律コーナー「誰かにシェアしたくなる法律」の台本をもとに、
ブログ向けに整理・再構成したものです。
こちらの台本を元にした、
実際の放送の文字起こし(ほぼフル版) は、
ちょいワルMonday200〈番組公式note〉 にて公開しています。
スタジオでの掛け合い、
間の取り方、
笑いどころや温度感まで含めて読みたい方は、
ぜひ番組公式noteもあわせてご覧ください。
👉 <ちょいワルMonday200 番組公式noteはこちら>
9. アーカイブ(stand.fm / YouTube)
<アーカイブ音声(stand.fm)はこちら>
<アーカイブ映像(YouTube)はこちら> コーナーは47:31~
10. 「ちょいワルMonday200」番組紹介
【ちょいワルMonday200】
FM Kawaguchi(FM川口 85.6MHz)
毎月第4月曜日18:00~ 2時間生放送
埼玉・川口発「ラジオの中の村」
キャラ強めの愉快な仲間たちによる月イチ井戸端会議
リスナーの皆さんに元気をお届けする情報バラエティ番組です。
▼お便りお待ちしています(「ふつおた」大歓迎!)
・メール:pg@fm856.co.jp
・X:#856studio #ハピネス856
▼生放送の時間帯は、スマホアプリ「リスラジ」で全国どこからでも無料で聴けます。
詳細はFM川口公式ホームページへ。
▼番組公式X(ぜひフォローを!)
【執筆者】
ビジネス法務コーディネーター®/行政書士 大森 靖之
現場で実際に使える判断基準を前提に、契約実務を整理しています。
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