ビジネス法務コーディネーター®大森靖之です。日頃は、ビジネス契約書専門(特にIT系に強い)の行政書士として、中小・ベンチャー企業様の成長発展のお手伝いをしております。
先日、2022年5月8日で一旦閉店とのことで、思い出のいっぱい詰まった三省堂書店神保町本店にお別れに行ってまいりました。
その時のもようはこちらをご参照ください。
三省堂書店神保町書店の好きだったところの一つが、学習参考書コーナーが充実していたこと!
最後に慣れ親しんだそのコーナーを他よりも時間をかけてゆっくりと探訪。
色々と吟味して、こちらの3冊を購入してみました。

1.『新詳資料 地理の研究』(帝国書院)
一言で言ってこれは凄い本!
ウクライナ侵攻しかり、オシムさんご逝去で話題に出てきている旧ユーゴスラビアのことも、これで確認してからニュースに当たると理解が深まります。

昔から地理が好きで、読み始めたら止まらない…
地政学の重要性が増し、地理の知識がないと色々と見誤る時代になってきています。
これを手元に置いておくだけでいろいろと重宝しそう。
現代の社会を紐解くにあたって参考なり得る統計データも満載。
350ページの情報量でなんと!驚きの税込1026円。
暇つぶしにももってこいの本でもあります。
経営とニュース(世界情勢)は切っても切りはなせない関係にありますし、またご依頼者様への有用な情報提供は一種の付加価値にもなりますし、間接的ではありますが、下掲のズームアップ公共資料』とともに仕事上も役に立ちます(あくまで個人的)。
とりわけ、この本は、今回購入した中でも一推しです。
2.『ズームアップ公共資料』
こちらは高校の『公共』の授業の副読本。

『公共』という科目は聞き慣れませんが、どうやら私の年代でいうところの『現代社会』のバージョンアップ版のよう。2022年度から高校生の必修科目になったよう。
以下リンクは文部科学省ホームページ。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/qa/1422372.htm
SDGs、選挙権の18歳引き下げ、民法上の成年の18歳引き下げに関するトピックが多いですね。

若い人たちに「法律」や「契約書」について説明する際には、こういう切り口にすると興味をもってもらえるんだ!という新しい発見も!!

400ページ超のボリューミーな内容にもかかわらず、驚きの税込990円(なんと1,000円しない!)。
このブログのテーマは、冒頭にあります通り、
「契約書」にかかわるお役立ち情報をやさしく、わかりやすくお伝えします!!
ですので、その「伝え方」の勉強にも役立ちそうです。
それと、上記『地理の研究』とも重なるのですが、こちらの本を参照しながら、日々のニュースに接すると現代の社会への理解が深まるかなとも思います。
3.『新訂版 常用国語便覧』
高校生だった頃、国語の授業がつまらなくなると、よく内職的に読んでいたものの現代版。
国語便覧熟読中に突然指されるとあたふたしたり(^^ )

最近の国語便覧は、従来の古文・漢文の基礎知識&文豪の紹介に加えて、ずいぶんと実用的な記述も増えた印象です。

契約書、規約、約款などの法的ドキュメントに関する話題も。

こちらに書いてある通りで、ルールや約束事を共有を目的とした文章です。
通常の文章のように「読みやすさ」ではなく「誰が読んでも同じ理解」が最優先なので、ちょっと特殊な表現となりますが、同じ日本語です。
このトピックにつきましては、こちらでも記事化しておりますので、ぜひご参照いただければ幸いです。
とはいえ、ここ最近は、
・誰が読んでも同じ理解
・誰が読んでも読みやすい
これらを両立させた契約書類の作成のご指示をいただくことが多くなってきています(というか、逆に提案させていただくことが多い)。
こちらの本は「本業」の方でダイレクトに重宝しそうです。
事務所のデスクに国語辞典、法律学小辞典とともに常備しておきたい本です(個人的)。
高校生の頃の習ってたことって、実社会で直接、役立つ知識なんだなーと改めて。
あの頃の真面目に勉強しておけば、あらためてこれらの本を買わずに済んだのにと思っても、後悔先に立たず。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
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