ビジネス法務コーディネーター®の大森靖之です。
ビジネス契約書専門の行政書士(特にIT&クリエイター系の契約書に強い)のほか、コミュニティFM局の構成作家兼パーソナリティとしての活動もさせていただいております。
2023年2月~鉄道好きの管理人が、暇を見つけてチャレンジしている、歩きを基本にところどころ公共交通機関を使う「ハイブリッドお遍路」の記録です。
前回まで
町石道へ
2024年9月中旬。
酷暑が続く中、最後の遍路旅へ。
せっかくなので、かつて弘法大師が通ったと言われる町石道にチャレンジしてみようかと。
まずは、スタート地点の九度山駅まで南海電車で。
慈尊院
九度山駅~弘法大師のお母様のお寺とされる慈尊院へ。
慈尊院の境内のようす。
隣接する丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)にも参拝。
町石道を歩く
慈尊院から町石道へ。
これが「1町(約109メートル)」おきに建っている「町石」。
奥之院の弘法大師御廟まで216町石の旅(のはずが…)。
四国遍路でチャレンジした「焼山寺みち」よりは余裕かなーと思いつつ。
傾斜が徐々にキツくなる。
季節外れの暑さ&湿度で汗ダラダラ。
脱水症状や熱中症になってはまずいので、このあと自動販売機があることを期待してペットボトルの水を飲む。
165町石付近にある「展望台」でちょっと休憩。
ここで事前に準備した命の水が尽きる。自動販売機なし。
現在時刻、このあと宿泊予定の宿坊のチェックイン時間、体力、装備(ほぼ何も準備せず)等々を勘案し、ここで断念することに。
すべて「慢心」と「準備不足」が原因。
朝イチから登り始めるべきところ、慈尊院到着がお昼過ぎ。酷暑だというのに500mlペットボトル1本のみ。
焼山寺みちチャレンジの際は、ネット等で事前に綿密に情報収集し、登山になれている知人などにもアドバイスを仰いで準備万端で臨んだので余力をもって完遂できたが、町石道については、ほぼノー準備。前日も知人と深酒をしてしまったり。
慈尊院の納経所の方からも「うーん、ギリギリ明るいうちには高野山に到着できるだろうけど、あまり無理しないように」とのアドバイスもあり。
この遍路旅最初で最後の「断念」。
まだまだ修業が足りない、、、
近いうちに絶対に再チャレンジすることを心に誓う(本当に悔やまれる)。
大事なところで慢心が原因による失敗をしてしまうあたりが私らしいというかなんというか…
大人しく九度山駅まで戻り電車&ケーブルカーで高野山へ。
お授戒
「町石道断念」により時間ができたので、高野山巡り。
大師教会へ。
「お授戒」
この表示を目にした瞬間「慢心を戒めるために今まさにすべきこと」と確信し、午後4時の回に申し込む。
表示の通り、暗いお堂の中で高僧から有難いお言葉などを賜る儀式で、参加させていただいて本当に良かったなと。
なんというか、私の語彙力では「何とも言えない神秘的さ」としか表現できず(この身この場で参加してみなければ分からない魅力的体験)。
高僧からお授けいただいたもの。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
【つづく】
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